地震 earthquake 2004 11 14

 多くの人を不安にさせるので、
地震のことを書くことは避けてきましたが、
さすがに、書かざるを得ないと思いました。
 それは、新潟県中越地震が起きたというのに、
みんな、危機感がなく、
世の中の風景は、まるで「天下泰平の眺め」となっています。
 しかし、新潟県中越地震は、
あくまでも予告編であり、本番があります。
 しかし、多くの人に、そう言っても、なかなか危機感を感じないのです。
「うちは、阪神大震災にも耐えられる家である」とか、
「このビルは、最新鋭のビルである」とか、
まるで、危機感がないのです。
 しかし、私が想定しているのは、
阪神大震災をはるかに超えるレベルの地震です。
一瞬にして、都市の風景は消えるでしょう。
 新潟県中越地震が起きた時、
私は、東京にいて、あわてました。
なぜかというと、家族が一緒だったからです。
私一人だったら、どうなってもかまいませんが、
家族がいるとなると、あわててしまいます。
 浅間山が噴火したのも、
続いて、アメリカ西海岸のセントへレンズ火山が噴火したのも、偶然ではありません。
あくまでも、予告編というか、警鐘を鳴らす意味になっています。
 私は、都市へ旅行するのは好きでありませんが、
例外的に、阪神大震災が起きる、ちょうど1か月前に神戸にいました。
 あの時、後ろ髪を引かれるような、何とも、せつない気持ちで、
神戸を後にして帰路についたことを、今でも覚えています。
多感な少年のような「せつない気持ち」が、どうして、今頃になって起きるのだと思いました。
 注意しておきますが、日本だけが地震が多いと思ってはいけません。
日本に地震が起きたら、世界に起きる地震の予告編だと思った方がよいでしょう。
















































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